6秒で伝える「バンパー広告」の成功事例
Youtubeの再生時に、動画の頭や中間から再生される動画広告ですが、Googleが2016年5月に開始した新たに「バンパー広告」とおう、最後まで動画広告のスキップが不可であるという特徴を持つ、動画広告のサービスを開始しました。
この短時間でありながらスキップ不可というサービスの登場により、宣伝すべきポイントのみをシンプルに強調することができ、ユーザーの購買意欲を刺激しやすい構成とすることができます。また、バンパー広告の再生時間ですが、こちらは一般的に約6秒と短く、しかし高い訴求力が望めるため「動画広告の俳句」とも言われています。
バンパー広告の事例
それでは実際に、国内外の企業やブランドによる事例をご紹介します。
事例1: 3パターンのクイズでユーザーの興味を惹きつける
●花王:Liese(うるおいミントシャワー篇)
花王が販売している、朝のヘアケア時間を短縮するためのスタイリング剤「Liese」の動画広告です。最初に「あなたの寝癖はどの寝癖?」と3パターンの寝癖を出し、ユーザーが自分がどの寝癖なのか考えさせ、最後に商品を見せることで「この寝癖にはこの商品か」と印象付ける内容となっており、起承転結の基本をきっちりと抑えた出来です。
事例2: リズミカルなテンポで商品紹介
●大塚製薬:オロナイン(新おうちチューブ篇)
大塚製薬の顔ともいえるオロナインの、小さなチューブ版を宣伝するための動画広告です。2秒毎に軽快な音ともにテンポ良く3種類のチューブを紹介する構成で、ゆっくりとしたテンポが心地良い動画となっています。
事例3: 余分な情報を最低限に抑えたシンプルさ
●Adidas: Bumper Ad
Adidasの動画広告ですが、こちら同じく音を使った構成になっており、固定されたビジュアルに心音に模したバウンド音をBGMにすることで、広告を視聴している感覚が最小限に抑えられています。
事例4: 語呂合わせのビジュアル化でユーモラスに
●NURO:(つみたてのゆずをお風呂にいれると、、、 )
インターネットNUROを紹介する動画広告ですが、語呂合わせの「ニューお風呂 略してNURO」をビジュアル化したものになっています。これは今まで利用した光回線を、NUROの新しい光回線にすることで、ニューお風呂と同じく快適な環境になることを宣伝しています。
事例5: 写真を加工することでトリッキーな映像に
●ヨドコウ:ヨド物置
ヨドコウ(株式会社淀川製鋼所)が販売している「ヨド物置」ですが、画像を立体的にみせるカメラマッピングという手法を使うことで、商品の特徴である収納性を表現したトリッキーな動画となっています。
事例6: 他の媒体と組み合わせた大掛かりな取り組み
●sansan:面識アリ(上にやられた篇)
sansanが提供している名刺管理サービスですが、こちらは電車の車内動画広告に使用されているものを短くしています。これにより視聴したユーザーにカットされている内容を想起させ、「そういえばどんなストーリだったっけ」と、本編の視聴へと行動を促すという、規模が大きく一風変わった動画広告となっています。
事例7: 知名度をうまく利用した動画広告
●FoxTVdrama :24 -TWENTY FOUR- レガシー ( 父親の裏切り篇)
人気海外ドラマの一つである、「
事例8: キャラクターの登場方法でユーザーの興味を促す
●UMA味覚糖:ぷっちょボール
UMA味覚糖が販売している、ソフトキャンディのぷっちょの新商品である「ぷっちょボール」の動画広告です。最初にインパクトのあるキャラクターを登場させることで、視聴しているユーザーの興味喚起を促し、動画を最後ませスムーズに視聴させることができます。
事例9: 商品の色鮮やかを対比で表現
●ロート製薬:LIP THE COLOR( 色落ちしないの、うるおうの篇)
ロート製薬が販売している化粧品の「
事例10: 再生時間を有効的に使った動画広告
●三幸製菓 :粒より小餅
三幸製菓の「粒より小餅」の商品を紹介している動画広告です。こちらは一袋で様々なおつまみが入っている様子を、テンポよくコメントと合わせて紹介することで、短い動画の再生時間をうまく利用した動画広告です。
このように、サービス開始から2年あまりとなるバンパー広告ですが、様々な企業やブランドが表現や技術を使っているため、約6秒と短い動画広告でありながら多種多様な広告の表現の仕方があります。
また、この時間的制約により、ユーザーに伝えるためのメッセージを絞ることで、ダイレクトに視聴したユーザーにアプローチをすることができます。
Youtubeに動画広告を出す際に、ユーザーにスキップされることなく動画を最後まで視聴させたいと考えている方は、バンパー動画の制作は、ぜひフィルマートにご相談ください!