集客戦略の基本 – セールスファネル

動画広告

written by Parade Shimizu

セールスファネルとは、消費者が課題や問題を認識してから物やサービスを購入するまでの行動モデルです。業種によってセールスファネルがわずかに異なる場合があります。また、多くの顧客がファネルを直線的に通過することはありません。しかし一般的にセールスファネルは、見込み顧客がどのように企業やブランドを発見し、購入をするかしないかを決定するかを理解するための効果的なモデルです。

基本的なセールスファネルには3つの主な段階があります。見込み客が顧客になるまでの段階において、どの層をターゲットにするかによって動画広告戦略を組み立てる必要があります。

1. 認知

セールスファネルの第1歩は認識です。ファネルの上部、TOFU(Top Of The Funnel)の段階です。この時点では、見込み顧客は何らかの問題を抱えていると認識し、解決策を探し始めます。Googleの検索、口コミ、または他の広告を通して企業やブランドを発見します。特定のウェブサイトを閲覧するかもしれませんが、まだ調査中の段階であるため、具体的な消費行動は計画していません。

これらの早い段階での企業の目標は、良い印象を与えることです。プロフェッショナルらしく、前向きな姿勢を示し、有益な情報を発信しましょう。あなたのビジネスを見込み顧客の記憶に残すことができれば、セールスファネルの下へ進む可能性が高くなります。

2. 検討

セールスファネルの第2段階は検討です。ファネルの中間部、MOFU(Middle Of The Funnel)段階での見込み顧客は、あなたのビジネスに関心があることを裏付ける何らかの行動を起こしています。質問をしたり、メールリストに登録したり、ブログを数回訪れたことがあるかもしれません。しかし彼らはまだ、購入する準備ができていません。おそらく、あなたと他のいくつかの企業とを比較している段階です。現時点での企業側の仕事は、自社の製品やサービスについてだけでなく、あなたのビジネスがユーザーにとって最良の選択であるか教育し、これらの潜在顧客を顧客へと育てることです。

3. 決断

セールスファネルの最終段階、BOFU(Bottom Of The Funnel)は決断です。潜在顧客は現在までに広範な研究を行い、最終決定を下す用意ができています。この時点での企業側の目標は、競争相手からではなく、自社から購入させることです。

終わりに

見込み客が顧客になる過程を分解することで、集客戦略を立てる際の考え方が見えてくるのではないでしょうか。次回はセールスファネルのコンセプトを応用して、動画広告の効果アップを図る方法を紹介します。ぜひFilmart Tipsページをブックマークしてください!

References:
https://www.animatron.com/blog/video-marketing-ideas-for-sales-funnel/

押さえておくべき2019年動画広告4大トレンド
6秒で伝える「バンパー広告」の成功事例
企業広告の突破口 – パーソナライズド動画