Facebookライブが中小企業の成長を加速させた3事例
Facebookはニュースフィードアルゴリズムにおいて他のメディアを引き離し続ける
Facebook製品担当上級副社長のフィジー・シモ氏によると、Facebookの動画5つの内の1つはライブ動画でした。また、これらのライブ動画が視聴された時間は、録画された動画の3倍にも及びました。
拡大するFacebookライブの影響力の主な根源は、ライブビデオがインターフェース上で促進されていることにあります。フォローするアカウントがライブ配信を開始すると、ユーザーにプッシュ通知が送信され、専用のWatchタブがユーザーの関心を維持するので、ニュースフィードのアルゴリズムにおいてライブビデオが他のコンテンツを圧倒し続けるのです。
こうした理由から、Facebookライブを既存フォロワーへのリーチに活用したり、新たな顧客や収入源の構築に活用するなど、企業やインフルエンサーはライブ動画をマーケティングの成功の基礎にしてきました。Facebookライブは、速く、確実に人々と無料で繋がることを可能にする、数少ない手段のひとつです。
個人ブランドや中小企業がFacebookライブを活用して成功した事例を紹介します。
“思想リーダー” / ボブ・ヘイリグ
ネットワークマーケティングのコーチであるボブ・ヘイリグ氏は、単純に自分の情熱をシェアする手段として毎日、Periscopeアプリでライブ放送を始めました。カメラの前で自信を持つための練習として始めたチャンネルは急成長し、現在は複数のプラットフォームでストリーミングを行っていますが、特にFacebook上に寄せられる関心はとても大きなものです。
ライブ配信開始当初は、前回の事業構想の失敗から回復するためにファンベースを築く事を目的にしていました。軌道に乗り、収入が入り始めてKajabiでプレミアムコースを提供し始めると、なんと最初の1か月で20万ドル以上の収益を上げ、最終的に1年足らずで収入は100万ドルにまで拡大しました。
オンラインコースは、マーケティング業界の”思想的リーダー”の間で特に人気があります。そのため、ヘイリグ氏は収益拡大するための戦略として最高のメディアに着地したのです。
ヘイリグ氏は、「私はエキスパートの立場から他人に物事を教えるためにビデオを作っているのではありません。単に私自身の役に立った事を共有しているだけなのです。」
彼のビジネスやオンラインコースに直結するビデオと併せて、ヘイリグ氏は多くのフォロワーの悩み解決に取り組みます。日常的に彼のビデオを見る人は約17,000人に及び、インスピレーション溢れる言葉はとても多くの人の間でシェアされています。
パロディーYouTuber / ローラ・クレリー
ローラ・クレリーは様々やキャラクターやコントを作って日々ビデオを配信し、自らのコメディースキルをアピールします。彼女のキャラクターである「Instagramモデル・アイビー」の動画を含めいくつかがバズり、数十万回もの再生回数を獲得してきました。#motivationmonday パロディーも大変人気です。
彼女の人気は役者として名を馳せるに留まらず、Facebookが彼女に着目し、ミッドロール広告の55%を条件を満たすクリエイターのみに与えられる限定プログラムに招待されました。
「今の収入は、かつて女優として得ていた収入を超えています」とクレリー氏は語ります。しかし彼女にとってFacebookはキャリアの始まりに過ぎませんでした。今ではポッドキャストの配信に加え、短編作品をコメディー・セントラルに配給したり、企業広告に出演するなど、活躍の場を広げています。
ブランドオーナー / タイラー・サリバン
商業分野では、ゴルフクラブブランドのBombTech GolfがFacebookライブを含め他のデジタルプラットフォームを駆使して自社製品を直接顧客に届けています。一般的に、購入を訴えかけるような広告より、役に立ったり面白いコンテンツを作る方が優れたソーシャルメディア戦略と言えます。
「私が作るビデオは、ただ単に私が裏庭で自社製品のクラブを振っている様子を見せるものです」とサリバン氏は言います。「ただそれだけの、Facebook動画と言うある意味新しいメディアによって、100万もの視聴回数を稼ぎました。」
彼は現在ではリアルでカジュアルな動画で事業の裏側を紹介しており、企業メンバーがパットを練習したり、スローガンを考案したり、販売促進についてミーティングをしている様子を視聴者が見て、会社の一部であるように感じることができます。
同社のビデオには平均400ものコメントと11,000回の視聴回数が寄せられます。必然的に売り上げも上がり、年間売上高は9百万ドルにもなるとのことです。
リアルタイムの繋がり
紹介したように、Facebookライブは様々な分野の企業にとって有益です。Facebookユーザーは、自分が好きなブランドと繋がり、関与する事を望んでいるのです。
References:
http://www.adweek.com/digital/how-facebook-live-helped-accelerate-growth-for-these-3-businesses/
https://blog.hubspot.jp/marketing/marketing/marketing/marketing/marketing/facebook-live-guide
http://techunzipped.com/2017/04/2017-year-facebook-live-pt-1/
https://www.bombtechgolf.com/