Instagram Stories「カルーセル広告」による広告戦略

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written by filmart-mainauthor

2018年2月1日にInstagram Storiesにカルーセル広告が導入され、ストーリーズ広告内に3つまでクリエイティブ・リンクを追加することができるようになりました。これによりユーザーが閲覧中のブランドのビデオや商品画像から直接購入ページへ移動することが可能になります。

Instagramのカルーセル広告が重要な理由はいくつかあります。

“マイクロモーメント”の台頭

カルーセル広告はマイクロモーメントの普及を促します。マイクロモーメントとはGoogleが作り出した言葉で、人々がモバイルデバイスを使って、何をやるべきか、どこに行くか、何を買うべきかを即座に決めることを意味します。

Googleが主張するように、携帯端末の普及により消費者行動にかかる時間が大幅に短縮されています。ユーザーは、商品やサービスの発見から検討、購入まで、1つのデバイス上ですばやく進みます。企業はInstagramなどのプラットフォームでのモバイル広告やeコマースを活用することが有効です。実際に、オンラインで買い物をする人の30%はソーシャルネットワークから購入し、20%はFacebookから購入することが知られています。


ビジュアルの力

Instagramアカウントを所持することは、企業がオンライン上での存在を示すための第一歩です。アナリストのメアリー・ミーカーによると、大手SNSにアップロードされる写真の総数は1日180億点にものぼります。2019年までに、消費者によるインターネット上のビデオ通信が、インターネット上の全通信の80%を占めると考えられています。

多くのブランドは、Instagram、Snapchatなどのビジュアルプラットフォームを使用して注目を集める努力を行い、こういった傾向に対応してきました。更にコレクション広告を活用し潜在消費者をビジュアルで刺激することで、決断から購入までのギャップを埋めることができます。

Facebookの影響

昨今Facebookには悪いニュースが続きますが、Facebookが世界最大のソーファルメディアプラットフォームであるという事実はゆらぎません。

コレクション広告が最初に登場したのがFacebookであるという事実は、Facebookが実際に大々的に広告を打つ前に、その広告が効果的であるかを実証する場として自社と子会社を使うことができるということを意味します。

Facebookは大企業にしては新製品の導入に大変積極的です。スナップチャットなどの競合他社と張り合うために新サービスを導入し、自社の規模と広範な影響力を利点として活用してきました。Facebookのアルゴリズムの変化を見てもわかるように、Facebookは企業への広告出資を促し、有機的なコンテンツを阻害しています。ブランドはがFacebookが形成する世界で生き残るためには、対価を支払う必要があります。

Instagram、Facebook、Snapchatがeコマース機能を導入する中で、企業はソーシャルメディアをブランド構築の基盤としてだけではなく、それ以上に効率的に使用する必要があります。 “マイクロモーメント”の現代、企業はInstagramはを駆使することで、消費者に商品発見、検討、そして購入決断へ、ダイレクトに行動されることができるのです。

References:
http://www.adweek.com/digital/what-instagram-carousel-ads-for-stories-mean-to-brands/
https://webtan.impress.co.jp/e/2016/10/27/24096
https://www.wordtracker.com/blog/marketing/what-are-micro-moments-and-how-can-they-make-your-marketing-better
http://www.businessinsider.com/were-now-posting-a-staggering-18-billion-photos-to-social-media-every-day-2014-5

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