背景動画の効果的な利用法 参考にすべきWebサイト5選 | 2018年4月

Movie

written by Yuki Hosoguchi

背景動画が効果的なWebサイト

現在のWebサイトにおいて、背景動画を使用する手法がよく見られるようになりました。しかし最良の効果を得るためには、動画とWebサイトのコンセプトがうまく相乗効果を発揮することが大切です。今回は背景動画を効果的に利用しているWebサイトをピックアップしてみました。

SanSan コーポレートサイト

https://jp.sansan.com/?trflg=1

TVCMが有名なSANSANのコーポレートサイト。知名度のあるCMをWEBのファーストビューで再生することで、訪問者にすぐにWebサイトの内容を認知してもらえる効果があります。映像のクオリティの高さや、有名なタレントが出演していることの効果も大きいのですが、サービスと結びついたCMをWebでも流してしまうというのは、以外と他の企業が行っていない仕掛けであると言えます。シンプルかつ効果的な動画の使い方です。

KITAMURA MAKURA 特設サイト

http://www.kabu-kitamura.com/colon/en/

アーティスティックな映像でユーザーにインパクトを与える事例です。宙に浮かぶ女性は、寝具を使って眠る様々な体勢の比喩となっています。商品の特徴を数字や言葉で説明はしていませんが、魅力的なイメージがブランディングの向上に貢献しているケースです。このサイトは、コーポレートサイトではなく、商品にフォーカスしたブランド特設サイトとなっています。コーポレートサイトでは、公的な役割が求められるため、真面目な作りになりがちですが、ブランドサイトでは思い切った冒険をすることが大切と言えます。

富士吉田観光

http://fujiyoshida.net/

こちらは観光協会のサイトです。美しい富士山の風景のタイムラプス映像に始まり、様々な観光地を巡る映像が流されます。オーソドックスな作りと言えますが、自然や食事、名所など地元の人々が出演する手作り感のあるによって、行ってみたいという気持ちを掻き立てることに成功しています。

赤穂観光 FEEL AKO TIME

http://ako-kankou.jp/

もうひとつ観光協会のサイトをご紹介します。こちらは美しい海の情景から始まって、一人の外国人男性が赤穂市を観光していく…というストーリー性のある映像となっています。早朝の海辺を散歩する様子や、街の人との触れ合い、観光地を巡る様子が順番に語られます。自分自身が赤穂市に観光へ訪れたかのような没入感を得られる映像に仕上がっています。

コイケヤ プライドポテト

http://koikeya-pridepotato.jp/

こちらは正確に言うと「動画風」です。ブランドロゴが描かれたハタが、手前に配置されたパッケージを盛り上げるように、はためいています。この堂々とした構図が「プライド」というコンセプトを表現しています。

まとめ


いかがでしたでしょうか。伝えたいことに対し、背景動画とWebサイトの両方でコンセプトが向き合っている事例は、メッセージが伝わりやすいことがお分りいただけたかと思います。また、観光協会のサイトのように、観光地を観せるという目的が同じ場合でも、演出を変えることによって全く違うアプローチでユーザーに魅力を届けることができるのです。

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