タイムラプス映像の撮影を成功させるコツ
タイムラプス映像は比較的安価な機材で撮影する事が出来、視聴者の目を引く効果が得られる有益なテクニックです。しかし、正しい機材やカメラのセッティングを知っておかないと、撮影素材を正しく編集するのに大変時間が掛かったり、使用に耐えない映像になってしまったりします。
タイムラプス撮影の前に必ず知っておきたい基礎知識とステップアップのコツを5つ紹介します。
大前提 – 撮影機材
タイムラプス撮影において、カメラ、三脚、インターバロメーターは必須機材です。三脚は一脚やゴリラポッド等でも代用出来ますが、カメラをしっかり固定する必要があります。撮影中に僅かでもカメラが動いてしまうと、完成映像が台無しになってしまいます。
コツ① マニュアルモードを使う
カメラの自動モードは使用せず、全てのセッティング(ISO、ピント、ホワイトバランス、シャッタースピード、絞り等)をマニュアルで設定しましょう。自動モードを使うと連続撮影の最中に写真の明るさや色味が変わってしまい、全体が不均一になってしまいます。
コツ② 手ぶれ補正を解除
三脚でカメラがしっかり固定されている事が前提ですが、カメラやレンズの手ぶれ補正機能を解除しましょう。カメラが動いていないのに被写体の動きによって補正機能が誤作動してしまい、写真が僅かにずれたりボケたりしてしまうのを防ぐためです。
コツ③ RAW撮影
最大限の情報量を写真に残すため、RAW形式で撮影することをおすすめします。映像全体のトーンに合わせて色や明るさを編集出来るため、JPEF形式で撮影する場合より格段に自由度が増します。
コツ④ NDフィルターを使う
NDフィルターはレンズにつけるサングラスの様な物で、カメラのセンサーに届く光の量を制限します。例えば良く晴れた日中に屋外で撮影する際、正しい露出設定にするにはシャッタースピードを速くする必要があります。しかしそうする事で人や物の動きが止まって写ってしまい、連続で再生すると動きがカクカクしてしまいます。
NDフィルターを使って光量を抑えればシャッタースピードを遅くして撮影出来るので、動いている人や物にモーションブラー(ブレ)が付き、映像にした際に動きをスムーズに見せる事が出来ます。
コツ⑤ インターバルを臨機応変に設定する
連続撮影の間隔を状況に応じて変更しましょう。被写体の動きや場面の変化が早い場合は短いインターバル設定、遅い場合は長いインターバル設定で撮影しましょう。
一例としては、人や車の動きは1〜2秒インターバル、雲の動きは3秒インターバル、朝日・夕日は5〜10秒インターバルがおすすめです。
これらのコツを参考にタイムラプスを撮影してみて、次の映像にプラスしてみてはいかがですか。
References:
https://nofilmschool.com/2018/03/5-tips-will-help-you-nail-your-next-timelapse-video
http://manualmodebasics.weebly.com/shutter-speed.html