超人気シリーズ『アベンジャーズ』最新作の舞台裏
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に影響を与えた映画
ポリティカル・スリラーの『パララックス・ビュー』(1974年)は『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』に影響を与え、デヴィッド・フィンチャーの『SE7EN』(1995年)は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の参考にされました。
今年4月に公開予定の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、2人はどんな作品を参考にしたのでしょうか。
Collider.comとのインタビューで監督デュオが語っています。
アンソニー・ルッソ:「我々は作品のエネルギーや物語の構成の参考にするために他の作品をよく観ます。今回参考にしたのは、『2 days トゥー・デイズ』と『アウト・オブ・サイト』です。」
ジョー・ルッソ:「『アウト・オブ・サイト』をプロットや登場人物の参考にした訳ではなく、作品のトーンを築く際の参考にしました。物語が巻き起こる世界の原則をどう組み立てるか、インスピレーションにしたのです。この2作品はとても複雑な為、話を繋ぐしっかしした軸が必要であり、キャラクターがその軸に沿って行動する必要があります。」
アベンジャーズシリーズは様々な背景を持つキャラクターで構成される映画なので、まとまりのある作品にする為に上記の映画を参考にしたのでしょう。
最新のIMAXカメラで撮影
『インフィニティ・ウォー』は全編IMAXで撮影されましたが、アンソニーはこのフォーマットを「素晴らしい」と評しています。
ジョー・ルッソ:「この映画には身長がとても高いキャラクターが大勢登場します。IMAXのアスペクト比は長身のキャラクターを映すのに適しているだけでなく、風景の描写もとても素晴らしいです。劇中登場するエキゾチックな景観を壮大なスケールで撮る事が出来、フィルムメイカー冥利に尽きる最高のツールだと思います。」
『ダークナイト ライジング』と『インターステラー』もIMAXで撮影されましたが、カメラが発するノイズが大きすぎた為、アクションシーンでしか使用出来ませんでした。しかし、『インフィニティ・ウォー』で使用された最新カメラ、IMAX Arri 65は会話シーンでの撮影も可能になりました。さらに、より機動的で手持ち撮影に適したIMAX Arri 65はルッソ兄弟のアグレッシブなスタイルにもマッチしました。
演者もキャラクターもスター勢揃いの超大作。今から楽しみです。
An entire universe. Once and for all. #InfinityWar pic.twitter.com/2glNtUV45I
— The Avengers (@Avengers) 2018年2月5日
References:
http://www.indiewire.com/2018/03/russo-brothers-avengers-infinity-war-steven-soderbergh-out-of-sight-imax-cameras-1201939688/
http://collider.com/avengers-infinity-war-russo-brothers-interview/?utm_source=twitter&utm_campaign=collidersocial&utm_medium=social#imax-cameras
http://www.imdb.com/title/tt4154756/