サウンドエフェクトの使い方3選
効果的なサウンドエフェクトは映像の印象を向上させる秘訣です。
人の心を掴む映像を組み立てる要素は多数あります。画面構図、照明、編集、演技、そして音声 ・・・ 全てが上手く噛み合わないと優れた映像にはなりません。
しかし、音声はクリエイターが見過ごしがちな要素です。良いサウンドエフェクト(SE)は映像に命を吹き込み、見る人をより深く物語の世界に引き込みます。
サウンドエフェクトの使い方3つを紹介します。
1. 臨場感を与える
映像撮影のために作り込まれた世界をリアルに感じさせる為には、リアルな音声は欠かせません。例えば役者の靴にマッチした足音や、街で微かに聞こえる動物の声、そして電器から聞こえるハム音等、シーンに適したサウンドエフェクトは臨場感を増幅します。
2. トランジション
「Jカット」や「Lカット」はこの代表例で、トランジションをスムーズにし、映像全体のリズムを保つ効果があります。
「Jカット」= トランジション後の映像の音声が前の映像に重なる編集
「Lカット」= トランジション前の映像の音声が後の映像に重なる編集
3. サスペンス
音声は、物語中に巻き起こっている事を伝えるツールとして、時にビジュアルより大きな効果を発揮します。例えば、森の中のシーンでの小枝が折れる音や、不意なドアのノック音等のスクリーンの外で起こる音は、シーンに緊張感をもたらします。
巧みなSE使い – エドガー・ライト
エドガー・ライトのサウンドエフェクトの使い方はとても効果的で有名です。大胆な物からさり気ない物まで、幅広い技法が用いられています。
映像の半分を司る音声は、制作物全体の印象を大きく左右します。サウンドエフェクトの使い方に配慮して、映像のクオリティアップを図りましょう。
References:
https://www.premiumbeat.com/blog/5-ways-use-sound-effects/
http://sajiya.blog89.fc2.com/blog-entry-546.html