6秒でユーザーに伝わる? バンパー広告の効果と事例まとめ

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written by Yuki Hosoguchi

バンパー広告をどう観てもらうか

バンパー動画とはYoutube動画広告の一種です。スキップ不可で6秒間と時間が短いことが特徴です。Youtubeの動画広告は、観たい動画の視聴の邪魔にもなってしまうため、ユーザーから嫌われスキップされがちというデータもあります。そんな中、短くとも最後まで再生されるバンパー広告は、工夫次第では魅力的な広告ツールとなるでしょう。今回は6秒という限られた時間で有効な手段は何か、どんな内容を伝えることに向いているのかを分析します。

1、豊富なパターンを大喜利的に見せていく

動画の短さを逆手にとり、一つのコンセプトで様々なパターンを作っていく例です。パターンを豊富に用意することができるのは、Webならではの見せ方といえるでしょう。動画の種類を多く用意することで、飽きずに視聴してもらうことができます。

ヱビス 華みやび 6秒動画 全篇まとめ

深田恭子さんが様々なシチュエーションで「華みやび」を満喫するシリーズです。無言で視聴者をじっと見つめていたり、TVCMではなかなかやりづらい演出で見せているのがWebならではという感じです。
 
「6秒香川さん」シリーズ
驚く」「唸る」など様々なパターンが制作されており、コレクションするように見てしまうような動線が作られています。動画の説明でも、「全7種をブランドサイトで公開中!」と銘打ち、思わず他の動画が観たくなるようになっています。
 

2、ワンセンテンス、ワントピックで訴求ポイントをまとめる

商品の魅力を短く凝縮する手法です。15秒や30秒のTVCMを短くまとめたものが多く、「ミニTVCM」と言えるかもしれません。

花王 ソフィーナボーテ 6秒動画広告

課題喚起と解決の訴求が、テロップとナレーションで行われています。シンプルですが、うるおいを感じさせる映像がうまく切り取っています。

【WEB限定】石原さとみ出演 明治ガルボ 「すすめのポーズ」篇 6秒

こちらはTVCMを編集し、Web限定ムービーとタイトルをつけたタイプの動画です。「ガルボかんですすめ!」というコピー、ガルボの商品紹介、「パウチ出た!」という新製品の告知という3カットを抜粋して構成されています。以下の15秒バージョンと比較すると、「会社で失敗するOLが、カルボを噛んで前向きになる」というドラマ部分がバッサリ削ぎ落とされシンプル化されていることがわかります。15秒篇はこちら。

 

3、キャンペーン告知にする

【コカ・コーラ】「コールドサインボトル登場」編 Coca-Cola

こちらはボトルを冷やすとパッケージのデザインが変わるという「コールドサインボトル」のキャンペーン告知映像です。伝えるメッセージが明確なので、短い秒数でも内容が伝わる映像となっています。また、デザインが一瞬で変化するため注意して見ないと気づきづらく、再視聴を促す意図もありそうです。実際にコメントでも「変わったのがわからなかったから、何度か見直した」という主旨の書き込みがあります。映像の短さを逆手にとった効果的な内容となっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。CMを抜粋したり告知に特化したり、6秒という短いなかでどのようにメッセージを伝えるのか、様々な工夫が凝らされていました。今回の事例から、バンパー広告ではメッセージを絞り込み、明確化することでメリットを最大化できると言えるのではないでしょうか。

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