小売業者が実践できる!スマホマーケティングで来客者数拡大

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written by Parade Shimizu

スマホには無限の可能性が秘められています。遠くで暮らす家族と思い出を写真やビデオで振り返ることも、Google MapsやLINEで日常を便利で楽しくすることも、手の中に治る機会で簡単にできてしまいます。

消費者はスマートフォンを使って即座に消費の決断をすることに慣れてきて、2019年のM-Commerce(モバイル・コマース)の売上高はアメリカでは6,930億ドルを超えると考えられています。従って、実店舗を構える事業主にとっては、スマホは対敵であるかのように思えるかもしれませんが、小売業者もスマホを使った事業拡大を図れるのです。業界トップの各社は既にモバイルデバイスの潜在力に目をつけて、顧客を店舗に呼び寄せる工夫を行っています。

“ジオ・フェンス”

オンラインでの消費者の行動はマーケッターから丸見えであり、顧客が何を閲覧しているのか、何に興味があるのかといった情報は簡単に入手できます。。オンラインマーケティング業者はヒートマップを使用して顧客の動きやページ閲覧に費やされた時間を分析したり、ショッピングカートを空にするときにアラートを表示したりしています。実店舗を構えるリテールも同じように顧客を追跡してターゲットにすることも可能です。

その方法の一つは、消費者のGPS情報を使って店舗周辺に来た時にアラートを受信できるようにすることです。アラートを受けたら周辺のユーザーに向けて呼び込みのメッセージを送って店内勧誘します。メッセージは個人向けにカスタマイズできるので効果的です。

衣料品小売業者American Eagleは、アウトレット店舗へ来客数を増やすために “ジオフェンス”を使用しました。アウトレットモール周辺にいた人々向けにリアルタイムのセール情報が送られ、売上が3倍に増加しました。

プッシュ通知機能

自社のアプリを潜在消費者に普及させれば、ユーザーがアプリを使用していなくてもプッシュ通知を送信することができます。シンプルなプッシュ通知を使用して、期間限定セールのお知らせなどについて通知でき、さらに特筆すべきなのは通知を各ユーザー向けにカスタマイズできることです。

スマホユーザーの多くがプッシュ通知を有効にしているため、プッシュ通知の効率は大幅に向上しています。サウジアラビアの大手消費者電化製品小売業者eXtraは、プッシュ通知マーケティング導入後に年率100%の成長を果たしました。さらに、メッセージをカスタマイズすることによって、消費者のサイト滞在時間は以前の2倍も伸びました。

オンラインプレゼンス=リアルプレゼンス

オンラインでの存在感を高めることも、実店舗をアピールすることに繋がります。 Instagramのようなビジュアル的に優れたプラットフォームは、印象的な商品写真や店内ディスプレイを掲載することができるため、小売業者に最適な宣伝の場になります。

日本国内のInstagramのアクティブユーザーは2,000万人もいるとされいます。SNSで潜在顧客と視覚的に繋がることで、感情的な繋がりを形成することができると言われており、店に訪れ買い物をする確率を増やします。

Reference:
http://www.adweek.com/digital/5-ways-retailers-are-optimizing-foot-traffic-using-smartphones/

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