動画にテキストをのせる際の基本的5ポイント

制作

written by Parade Shimizu


映像は様々な要素が組み合わさって成り立ちますが、テキストは強力なツールのひとつです。最近ではAfter EffectsやApple Motionのテンプレートが数多く配布され、リッチなアニメーションをテキストに加える事が容易になりました。しかし簡単に派手に出来るからといって、それが常に適しているとは限りません。表現方法はプロジェクトに応じて変更する必要があります。テキストを映像に加える際の基礎的な注意点を5つ紹介します。

サイズ

文字のサイズが小さすぎると読めませんし、大きすぎると邪魔になってしまいます。テキストの大きさを決める際には、動画が使用される場所を大いに考慮する必要があります。プロジェクター等で大きく投影される動画なのか、スマホユーザーをターゲットにしたFacebook掲載動画なのか、最終的に使用される再生プラットフォームで実際に確認しながら大きさを決めるべきです。

フォント

シンプルなフォントから抽象的なフォントまで、文字は様々な形になり得ます。動画の最終形やその雰囲気に合ったフォントで、読みやすい物を選びましょう。文字組みをきれいに見せる基本も抑えておくとよいでしょう。

背景

テキストを動画の上にオーバーレイする場合、動画の邪魔になってしまわないように注意する必要があります。もちろんテキストが複数のカットにまたぐ場合は、全てのカットとテキストの相性を確認しましょう。

セーフエリア

動画は再生環境によって画面の端が切れてしまう事があります。テキストが途中で切られてしまわないように、全てをセーフエリア内に収めるよう気を付けましょう。

読み尺

文字を読むのに十分な時間画面上に表示されているかを確認しましょう。動画と文字を組み合わせる場合情報量が多くなるので、テキストを認識するまで時間がかかる場合もありますので注意が必要です。テキストの表示時間が長すぎても邪魔になってしまうので、客観的に見てちょうど良い時間を探る必要があります。

References:

5 Things You Should Consider When Adding Text to Video

基本を抑えれば初めてでも出来る!クロマキー撮影